---------------------------------------------------------------------------- 【ソフト名】Frieve STM-01 Version 1.00 ---------------------------------------------------------------------------- ●ソフトの紹介  Frieve STM-01 は、Audio Effect Plug In(AEP)対応、 ストリングモデリング方式の、サラウンド対応ポリフォニックソフトウェア シンセサイザーです。  弦の振動と減衰をモデリングしたシンセサイザーです。弦の初期形状、 減衰のしかた等のパラメータから、独特の音色を得ることができます。 ・スペック  AEPバージョン :2.00  対応周波数 :全周波数(DC〜∞Hz)  対応チャンネル:1〜6.1ch ---------------------------------------------------------------------------- ●使い方 ・ソフトウェアシンセのパラメータを変更する  このソフトウェアシンセでは、4つのトーンとマスターエフェクトによって 音作りを行います。それぞれのトーンは、Oscillator、Filter、Assign、Panの 4つのセクションで構成されています。  編集するトーンを選択するには、ウインドウ上方のToneのうち、編集対象の トーンのボタンをクリックします。  各ToneのON/OFFを切り替えるには、Toneボタン左の小さいボタンをクリック します。点灯状態でONになります。 *Oscillatorセクション  Oscillatorセクションでは、オシレータ出力波形の設定を行います。  Hitは、弦の奏法の切り替えです。  Atk.127は、最大ベロシティー時の弦のアタックパターンです。  Atk.127 Gainは、最大ベロシティー時の弦のアタックパターンのゲインです。  Atk.0は、最小ベロシティー時の弦のアタックパターンです。  Atk.0 Gainは、最小ベロシティー時の弦のアタックパターンのゲインです。  Rls.Mute.Pat.は、リリース時のミュートパターンです。  Rls.Mute.Thrs.は、リリース時のミュートが効き始めるレベルです。  Rls.Mute.Dist.は、リリース時のミュートの歪み率です。  Dcy.Lin.Pat.は、弦振動の直線的な減衰のパターンです。  Dcy.Lin.Gainは、現振動の直線的な減衰のゲインです。  Dcy.Mute.Pat.は、ディケイ時のミュートパターンです。  Dcy.Mute.Thrs.は、ディケイ時のミュートが効き始めるレベルです。  Dcy.Mute.Dist.は、ディケイ時のミュートの歪み率です。  Dcy.Avg.Pat.は、振動のフィルタリングによる減衰のパターンです。  Dcy.Avg.Gainは、振動のフィルタリングによる減衰のゲインです。  Pickup Pat.は、弦の音を拾うピックアップのパターンです。  Pickup Gainは、弦の音を拾うピックアップのゲインです(ボリューム)。  Detuneは、元のピッチに対してのデチューンです。フェーダーの位置がが左端の 状態で-50セント、右端の状態で+50セントになります。  Transposeは、元のピッチに対してのトランスポーズです。フェーダーが左端の 状態で-12音(-1オクターブ)、右端の状態で+12音(+1オクターブ)になります。  Portament Timeは、ポルタメントの長さです。  Level ADSRは、レベルのエンベローブです。  Pitch ADSRは、ピッチのエンベローブです。  Pitch LFOは、ピッチのLFOです。 *Filter  Filterセクションでは、音質とその変化の設定を行います。  ON/OFFは、フィルタを有効にするボタンです。点灯状態でONになります。  Cutoffは、高域をカットしはじめる周波数です。  Resoは、Cutoff周辺の周波数をブーストする大きさです。  Cutoff ADSRは、Cutoffのエンベローブです。  Cutoff LFOは、CutoffのLFOです。  Reso ADSRは、Resoのエンベロープです。  Reso LFOは、ResoのLFOです。 *Assign  Assignセクションでは、そのToneが発音する条件の設定を行います。  Key Lo、Key Hiは、発音する音程の範囲です。入力された音程が、 Key Lo<音程≦Key Hiに収まる場合、そのToneは発音します。  Vel.Lo、Vel.Hiは、発音する音の強さの範囲です。入力された音の強さが、 Vel.Lo<音の強さ≦Vel.Hiに収まる場合、そのToneは発音します。 *Pan  Panセクションでは、音の定位とその変化の設定を行います。  LR ADSRは、左右方向の定位のエンベロープです。  LR LFOは、左右方向の定位のLFOです。  FR ADSRは、前後方向の定位のエンベロープです。  FR LFOは、前後方向の定位のLFOです。  C ADSRは、センターの音量のエンベロープです。  SC ADSRは、サラウンドセンターの音量のエンベロープです。  SW ADSRは、サブウーファーの音量のエンベロープです。 *ADSRセクション  ADSRセクションでは、エンベロープの編集を行います。 各セクションのADSRのEditボタンを押すと、ADSRセクションで選択したADSRの エンベロープを編集することができます。  エンベロープは、Attack、Decay、Sustain、Releaseの順で変化します。 それぞれに対して、値が変化するまでの時間(Time)と、変化先の値(Level)を 指定することで、エンベロープを編集します。  まずは、LevelとTimeのValueを編集してそれぞれのタイミングと値を 決定していきます。  ベロシティーによりエンベロープを変化させたい場合は、さらにSenseを 編集します。Senseのスライダーを右方向に動かすほど、ベロシティーが強い時 Valueで指定した値が大きくなり、ベロシティーが弱い時、Valueで指定した値が 小さくなります。左方向に動かすほど、その逆の動作になります。 *Patternセクション  Patternセクションでは、弦の各パターンの編集を行います。 Oscillatorの各パターンのEditボタンを押すと、Patternセクションで選択した パターンを編集することができます。  パターンの編集を行うには、Patternセクションに表示されるグラフを直接 マウスでドラッグします。 *LFOセクション  LFOセクションでは、LFOの編集を行います。 各セクションのLFOのEditボタンを押すと、LFOセクションで選択したLFOの エンベロープを編集することができます。  Waveは、LFOの波形の種類です。  Phaseは、LFO波形のノートオン時の位相です。  Depth1は、通常時のLFOの深さです。  Depth2は、コントロールチェンジ等に対するLFOの深さです。  Pitchは、LFOのピッチです。 *Master  最終的な音の調節を行うセクションです。  Master Levelは、最終段の音量です。  PB rangeは、ピッチベンドに対するピッチの変化量です。スライダーの 位置が右端の状態で12音(1オクターブ)になります。  Master Tuneは元のピッチに対するデチューンです。フェーダーの位置がが左端の 状態で-50セント、右端の状態で+50セントになります。  EFX1、EFX2は、マスターエフェクトです。Editボタンを押して、エフェクタの パラメータを編集することができます。  Mix Modeは、ステレオ、5.1chなどの、音声を出力するフォーマットです。 デフォルトのStereoでは、音声をステレオとして出力します。 ・ライブラリを利用する  Libraryボタンをクリックすると、ライブラリウインドウが開きます。 ライブラリウインドウでは、現在の音色を保存したり、過去に保存した音色を 呼び出すことができます。  ライブラリに音色を保存するには、Bankで保存先のバンクを選択し、 Cancelボタン下のエディットボックスに保存する音色の名前を入力し、 Storeボタンを押します。  音色を呼び出すには、Bankで呼び出したい音色のあるバンクを選択し、 Programから呼び出したい音色のタイトルをクリックします。  呼び出した音色を確定するには、OKボタンをクリックしてウインドウを閉じます。  音色をライブラリを開く前に戻すには、Cancelボタンをクリックして ウインドウを閉じます。  リストから不要な音色を削除するには、リストで削除したい音色のタイトルを クリックして選択後、Deleteボタンをクリックします。 ・作った音色をファイルに保存する  Saveボタンを押すと、作った音色をファイルに保存することができます。 ・保存しておいた音色を読み込む  Loadボタンを押すと、Saveで保存しておいたデータを読み込むことができます。 ・すべての設定をクリアする  Clearボタンを押すと、音色が全くエディットされていない状態にすべての パラメータを初期化することができます。 ----------------------------------------------------------------------------