---------------------------------------------------------------------------- 【ソフト名】Frieve AN-03 Version 1.00 ---------------------------------------------------------------------------- ●ソフトの紹介  Frieve AN-03 は、Audio Effect Plug In(AEP)対応アナログモデリング方式、 サラウンド対応ポリフォニックソフトウェアシンセサイザーです。  Music Studioのマルチチャンネルリンク機能と併用することにより、 音色を選びただ鍵盤を弾いただけで5.1chに広がる音色を得ることができます。 また、各ブロックと、新たに加わったパンニングセクションに用意された エンベローブ、LFO、最大4つのトーンのレイヤー、マスターに用意された 2系統のMusic Studioエフェクト等により、非常に複雑な音作りが可能に なっています。 ・スペック  AEPバージョン :2.00  対応周波数 :全周波数(DC〜∞Hz)  対応チャンネル:1〜6.1ch ---------------------------------------------------------------------------- ●使い方 ・ソフトウェアシンセのパラメータを変更する  このソフトウェアシンセでは、4つのトーンとマスターエフェクトによって 音作りを行います。それぞれのトーンは、Oscillator1、Oscillator2、AM、FM、 Filter、Panの6つのセクションで構成されています。  編集するトーンを選択するには、ウインドウ上方のToneのうち、編集対象の トーンのボタンをクリックします。  各ToneのON/OFFを切り替えるには、Toneボタン左の小さいボタンをクリック します。点灯状態でONになります。 *Oscillator1、Oscillator2セクション  Oscillatorセクションでは、オシレータ出力波形の設定を行います。  ON/OFFは、オシレータを有効にするボタンです。点灯状態でONになります。  Waveは、オシレータの出力波形の種類です。  Levelは、オシレータの出力レベルです。  PWMは、PWMの大きさです。  Syncは、Oscillator2をOscillator1にシンクさせるボタンです。  Detuneは、元のピッチに対してのデチューンです。フェーダーの位置がが左端の 状態で-50セント、右端の状態で+50セントになります。  Transposeは、元のピッチに対してのトランスポーズです。フェーダーが左端の 状態で-12音(-1オクターブ)、右端の状態で+12音(+1オクターブ)になります。  Portament Timeは、ポルタメントの長さです。  Level ADSRは、レベルのエンベローブです。  Pitch ADSRは、ピッチのエンベローブです。  Pitch LFOは、ピッチのLFOです。 *AMセクション  AMセクションでは、リングモジュレーションの設定を行います。 AMセクションの設定はOscillator 1、Oscillator 2と共通です。  Levelは、リングモジュレーション処理された音のミックスレベルになります。 *FMセクション  FMセクションでは、周波数変調の設定を行います。  ON/OFFは、オシレータを有効にするボタンです。点灯状態でONになります。  Waveは、FM変調の波形の種類です。  Levelは、FM変調処理された音のミックスレベルです。  Detuneは、FMセクションの入力レベルです。  Phaseは、FM変調波形の位相です。  Level ADSRは、レベルのエンベローブです。 *Filter  Filterセクションでは、音質とその変化の設定を行います。  ON/OFFは、フィルタを有効にするボタンです。点灯状態でONになります。  Cutoffは、高域をカットしはじめる周波数です。  Resoは、Cutoff周辺の周波数をブーストする大きさです。  Cutoff ADSRは、Cutoffのエンベローブです。  Cutoff LFOは、CutoffのLFOです。  Reso ADSRは、Resoのエンベロープです。  Reso LFOは、ResoのLFOです。 *Pan  Panセクションでは、音の定位とその変化の設定を行います。  LR ADSRは、左右方向の定位のエンベロープです。  LR LFOは、左右方向の定位のLFOです。  FR ADSRは、前後方向の定位のエンベロープです。  FR LFOは、前後方向の定位のLFOです。  C ADSRは、センターの音量のエンベロープです。  SC ADSRは、サラウンドセンターの音量のエンベロープです。  SW ADSRは、サブウーファーの音量のエンベロープです。 *ADSRセクション  ADSRセクションでは、エンベロープの編集を行います。 各セクションのADSRのEditボタンを押すと、ADSRセクションで選択したADSRの エンベロープを編集することができます。  エンベロープは、Attack、Decay、Sustain、Releaseの順で変化します。 それぞれに対して、値が変化するまでの時間(Time)と、変化先の値(Level)を 指定することで、エンベロープを編集します。  まずは、LevelとTimeのValueを編集してそれぞれのタイミングと値を 決定していきます。  ベロシティーによりエンベロープを変化させたい場合は、さらにSenseを 編集します。Senseのスライダーを右方向に動かすほど、ベロシティーが強い時 Valueで指定した値が大きくなり、ベロシティーが弱い時、Valueで指定した値が 小さくなります。左方向に動かすほど、その逆の動作になります。 *LFOセクション  LFOセクションでは、LFOの編集を行います。 各セクションのLFOのEditボタンを押すと、LFOセクションで選択したLFOの エンベロープを編集することができます。  Waveは、LFOの波形の種類です。  Phaseは、LFO波形のノートオン時の位相です。  Depth1は、通常時のLFOの深さです。  Depth2は、コントロールチェンジ等に対するLFOの深さです。  Pitchは、LFOのピッチです。 *Master  最終的な音の調節を行うセクションです。  Master Levelは、最終段の音量です。  Polyは、ポリフォニックのスイッチです。OFFにすると、モノシンセになります。  PB rangeは、ピッチベンドに対するピッチの変化量です。スライダーの 位置が右端の状態で12音(1オクターブ)になります。  Master Tuneは元のピッチに対するデチューンです。フェーダーの位置がが左端の 状態で-50セント、右端の状態で+50セントになります。  EFX1、EFX2は、マスターエフェクトです。Editボタンを押して、エフェクタの パラメータを編集することができます。  Mix Modeは、ステレオ、5.1chなどの、音声を出力するフォーマットです。 デフォルトのStereoでは、音声をステレオとして出力します。 ・ライブラリを利用する  Libraryボタンをクリックすると、ライブラリウインドウが開きます。 ライブラリウインドウでは、現在の音色を保存したり、過去に保存した音色を 呼び出すことができます。  ライブラリに音色を保存するには、Bankで保存先のバンクを選択し、 Cancelボタン下のエディットボックスに保存する音色の名前を入力し、 Storeボタンを押します。  音色を呼び出すには、Bankで呼び出したい音色のあるバンクを選択し、 Programから呼び出したい音色のタイトルをクリックします。  呼び出した音色を確定するには、OKボタンをクリックしてウインドウを閉じます。  音色をライブラリを開く前に戻すには、Cancelボタンをクリックして ウインドウを閉じます。  リストから不要な音色を削除するには、リストで削除したい音色のタイトルを クリックして選択後、Deleteボタンをクリックします。 ・作った音色をファイルに保存する  Saveボタンを押すと、作った音色をファイルに保存することができます。 ・保存しておいた音色を読み込む  Loadボタンを押すと、Saveで保存しておいたデータを読み込むことができます。 ・すべての設定をクリアする  Clearボタンを押すと、音色が全くエディットされていない状態にすべての パラメータを初期化することができます。 ----------------------------------------------------------------------------